エゴン・シーレ展| 展覧会

レオポルド美術館　エゴン・シーレ展

上野の東京都美術館で開催されているエゴン・シーレ展を見てきました。

会期は2023年1月26日から4月9日までです。

展覧会はウィーンのレオポルド美術館所蔵のエゴン・シーレの作品を中心にクリムト・ココシュカ・ゲルストルを初めとする同時代の作家たちの作品も合わせて約120点が紹介されています。

チラシよく読んでいなかったからエゴン・シーレの作品だけだと思って行きましたが、クリムトの絵も見られてラッキーでした。

1980年にオーストリアで生まれたエゴン・シーレは１９０６年、１６歳でウィーン美術アカデミーへ入学。

１７歳のときにクリムトと出会い、その才能を認められました。

シーレ「僕には才能がありますか？」

クリムト「才能がある？それどころかありすぎる」

１７歳って今だと高校生。天才って最初から天才なんだな。

クリムトは「接吻」や「アデーレ・ブロッホ＝バウアーの肖像」など金箔を使った作品が代表作にもなっています。

「どんな絵だっけ？」と思ったら題名を検索してみてください。きっとどこかで見たことあると思います。

そのクリムトに影響を受けたエゴン・シーレは「銀のクリムト」とも呼ばれました。

会場内は一部の風景画のみ撮影可でした。

エゴン・シーレやクリムトが活躍した「世紀末ウィーン」って華やかなイメージを勝手に持ってたんですが、実際にこの時代の作家たちの作品を見ていくとなんだか仄暗く抑圧された雰囲気を感じて。

展覧会のチラシには「人間の内面をえぐる、強烈な表現力」とあるんですが、何というか、あの時代に生きた彼ら自身の内面を覗いているような気がしました。

エゴン・シーレは1918年、スペイン風邪により２８歳で死去。

２８歳の若さでこの世を去ったエゴン・シーレ。

彼が長生きしたらどんな作品を残したんだろう。

私たちの前には、若い剥き出しの才能が遺された。

展覧会名	レオポルド美術館　エゴン・シーレ展　ウィーンが生んだ若き天才
会期	2023年1月26日 (木) ～ 4月9日 (日)
会場	東京都美術館（東京・上野公園）
住所	〒110-0007　東京都台東区上野公園8-36
公式サイト	https://www.egonschiele2023.jp/outline.html