特別展「東福寺」| 展覧会

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京都を代表する禅寺の一つ、東福寺。

紅葉の名所としても良く知られています。お寺の名前は知らなくても通天橋と紅葉の写真を見たら「あ、ここ!」って思う人は多いのでは。

私は一度訪ねたことがありますが、ゴールデンウイークの頃で人が多い!緑がキレイ、方丈カッコイイ!って記憶しかなかったんです。今回行ってみてびっくり。こんなすごいお寺だったの!「圧倒的スケール」のキャッチコピー通り、圧倒されました。さすが京都の名刹。寺宝の量も大きさもスゴイです。

目次

臨済宗大本山 東福寺

摂政九條道家が,奈良における最大の寺院である東大寺に比べ,また奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で,「東」と「福」の字を取り,京都最大の大伽藍を造営したのが慧日(えにち)山東福寺です。嘉禎2年 (1236年)より建長7年(1255年)まで実に19年を費やして完成しました。(東福寺ウェブサイトより)

日本は鎌倉時代。こんなことがあった時期です。

1232年:北条泰時が関東御成敗式目(貞永式目)を制定

1243年:鎌倉大仏が完成

1253年:日蓮が鎌倉で法華経の説法を始める

世界史だとアジアではチンギス・ハンが猛威をふるった後。ヨーロッパでは十字軍が遠征したりケルンの大聖堂建築がはじまたり。エジプト・シリアではマムルーク朝が樹立されたりしてました。蒙古強い。

明兆の「五百羅漢図」全幅を修理後初公開

展覧会の見どころはたくさんあるのですが、メインは明兆の五百羅漢図の公開のようです。

明兆(みんちょう) は東福寺における仏画制作の中心的存在。「画聖」とも崇められたと聞くと立派な人のイメージですが、若い頃には禅の修行をサボって絵ばっかり描いていたら師匠に追い出され。そこから「破草鞋(はそうあい)」=破れて捨てられたわらじの意味 を自分の号としたというエピソードが画家っぽくて好きです。

全幅?ぜんはば??

全幅(ぜんぷく):幅は書画などの掛物を数える単位。「一幅の絵」とかいいますよね。

なので「五百羅漢図」全幅公開というのは五百羅漢図を全部見せますよ!という意味です。

※会期中、展示替えがあるのでご確認ください。

羅漢って誰?

羅漢(らかん)はお釈迦さまの弟子の中でも最高位、悟りを開いた偉いお坊さんのことです。

五百羅漢図と聞いて一枚の絵の中に羅漢様がぎゅうぎゅうに並んでるところを想像してたのですが、実際は一幅に10人の羅漢様が描かれていて、それが50幅で五百羅漢図でした。

今回の東福寺展ではこの五百羅漢図の一部をマンガスタイルで解説しています。

これがポップで面白い!

仏手が大きい!

仏手 東福寺

撮影OKのコーナーに展示されているのが東福寺展のアイコン(?)仏手(ぶっしゅ)です。

東福寺旧ご本尊の手。

この手の大きさが2.17メートル。手だけで2メートル!

焼失したご本尊が現存してたらどれだけ大きかったのか。

調べてみたら奈良、東大寺の大仏の掌の大きさが2.56メートルとあったので、同じくらいでしょうか。

展覧会情報

展覧会名特別展「東福寺」
会期2023年3月7日(火)~5月7日(日)
会場東京国立博物館 平成館
住所東京都台東区上野公園13-9
公式サイトhttps://tofukuji2023.jp/index.html
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この記事を書いた人

WEBライター&フォトグラファーのTomokoです
旅とアートとワインが大好き
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・ワインエキスパート
・ヨガインストラクター

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