特別企画「大安寺の仏像」東京国立博物館
年明けから開催されていた展覧会、会期ギリギリに観に行くことができました。
会場は上野の東京国立博物館本館、入ってすぐ右手の部屋です。
今回は全て撮影可でした。
大安寺とは
奈良県にある大安寺(だいあんじ)は日本で初めて、国によって建てられた寺院です。
奈良時代にはインドやベトナム、中国などから日本に来た僧侶が住む大寺院でした。
なので当時はグローバルで最先端の仏教の中心地だったわけですね。
この大安寺に伝わる奈良時代の仏像が今回、東京へお越しになりました。
一木造
大安寺の奈良時代の仏像はいずれも木彫で「一木造(いちぼくづくり)」という技法で作られています。
一木造は仏像の頭から体まで一つの木材から彫り出す技法です。
腕のように体から飛び出しているパーツは別の木材で作ることもあります。
飛鳥時代、奈良時代末期から平安時代前期の木彫仏の大部分が、この一木造で作られているそうです。
弘法大師空海の像。
18世紀、江戸時代の作品。
空海も若い頃にこの大安寺で学んだそうです。
8世紀、奈良時代の仏様ですが、お顔がリアル。
誰かモデルがいたのではと思います。
今もこういう人いますよね。
展覧会情報
今回の展示は特別展ではなかったので博物館の入館料のみで見ることができました。
さらにフルカラーの立派なパンフレットも無料でいただける上に、展示室入口には大安寺のお坊さんがいらして、御朱印に日付を入れていただけるというサービス満点の展示でした。(御朱印は予め書かれたものをミュージアムショップのレジで購入し、当日の日付を書いていただける)
展覧会名 | 特別企画「大安寺の仏像」 |
会期 | 2023年1月2日 ~ 2023年3月19日 |
会場 | 東京国立博物館 本館11室 |
住所 | 110-8712 東京都台東区上野公園13-9 |
公式サイト | https://www.tnm.jp/ |