伊達政宗公の霊廟が宮城県仙台市にあった
仙台藩の初代藩主、伊達政宗公。
NHKの大河ドラマにもなった戦国大名です。
その正宗公の霊廟が仙台市内にあるというのをテレビ番組で知り、行ってきました。
その名も「瑞鳳殿」
仙台駅からはタクシーで10分、「るーぷるバス」で15分「瑞鳳殿前」にて下車。
「るーぷるバス」というのはJR仙台駅前を起点に、仙台市内中心部の観光スポットを循環する観光バス。
観光バスと言っても小型の可愛いバスです。
私はクルマで行きました。
車の場合は、瑞鳳殿の手前に駐車場があるので管理人さんの案内に従って車を停めてください。
駐車料金は、帰りに瑞鳳殿の観覧チケットを管理人さんに提示すれば無料になります。
車で行かれる方へ
カーナビで「瑞鳳殿」を入力すると職員用駐車場に行ってしまうことがあるらしいので名称ではなく住所の「仙台市青葉区霊屋下18-12」を入力した方が良いようです
坂道、そして石段
瑞鳳殿、山の上の方にあるんですね。
バス停から瑞鳳殿の入り口まで、結構な坂道です。
車で来た人の駐車場はその坂道の途中にあるので、やっぱり坂上ります。
下の道路から坂道を上り、さらにこんな石段が数か所あります。
木々に囲まれて空気の澄み渡る静かな場所。
観覧入口の案内に沿って歩いて行くと観覧券を販売する窓口があります。
観覧券販売所は小さな売店にもなっていて、ちょっとしたお土産が売っています。
「ご集印」もここでいただくことができます。ご集印は書き置きで、日付印はセルフサービス。
で、ここ重要。ご集印やお土産が欲しい人は、観覧券を買った時に入手しておいた方が良いです。
瑞鳳殿を見て回ってからにしようとすると後悔します。
なぜなら境内は一方通行だから。
石段登って一周した後に、出口から観覧入口に戻るためにまた石段を登ることになります。私です。
本殿は修復中だった
私が行った時は「瑞鳳殿本殿と政宗公御木像の修復工事」が行われていたため、本殿はこの通りシートに覆われていました。
ペンキ塗りたてみたいな匂いがしていたのですが、黒漆の総塗り直しをしていると掲示されていたのでそれが漆の匂いだったのかも。
瑞鳳殿の本殿は1637年に建立され、1931年に国宝に指定されましたが戦災によって焼失。
現在の建築は1979年に再建されたものだそうです。
こちら令和5年3月30日に工事完了したそうですので、今は綺麗な姿を見ることができると思います。
伊達藩主三代の霊屋がある
本殿を見ることはできなかったのですが、少し離れたところに二代藩主伊達忠宗公の霊屋「感仙殿」と三代藩主伊達綱宗公の霊屋「善応殿」が並んで建っておりそちらを見ることはできました。
黒漆に金と極彩色の華やかな装飾。
「感仙殿」「善応殿」も戦災により焼失し、再建されたものだそうです。
スケート靴に見える石とは
境内を歩いている時に「スケート靴に見える石」という謎の案内が出ていました。
なぜいきなりスケート靴が出てくる?と思いながら行ってみると
おわかりになっただろうか。
敷石の一つが、確かにスケート靴っぽい形をしています。
車で連れてきてくれた従兄弟によると、フィギュアスケートの羽生結弦さんのファンの間で話題になったらしいとか。
というわけで瑞鳳殿、1時間あれば見て回れると思いますが、坂道と石段があるので、天気の良い日に歩きやすい靴でのお出かけがおすすめです。